私はどうも死ぬ気がしない
定価1,100円(本体1,000円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :単行本
電子書籍 - ページ数:200ページ
- ISBN:9784344026667
- Cコード:0095
- 判型:B6判変型
作品紹介
「私はどうも死ぬ気がしない。最近では、私は死なないのではないか、とすら思います――」
「物心ついたころから十七音に、自分の生活のすべてをのせて生きてきました。
日々起こること、感じることを、言葉にして口ずさみ、定型の音に収め、俳句を作ってきました」
御年95歳にしてますます矍鑠たる俳人、金子兜太さんが過ごした大正昭和平成にわたる人生から生まれた本音を
豊富に収録された俳句とともに語ったエッセイ。
これからを生きる世代に効く「本音」が詰まっています。
【内容】
●母の体は仏である
●故郷に関心を持つと、生き方に力強さが生まれる
●漂白の思いをかみしめる。「無」にはなれるが、「空」にはなれない
●欲望をおさえすぎない。本能をいたわりながら生きる
●アニミズムがわかると、腹の底から生きる気力が湧いてくる
●いったん死んだ気になれば、やりなおせる
●他を求めず、孤独をかみしめてたんたんと
●次の世代のことを考えられない人間は、大したものじゃない
●肉体が滅びてもいのちは死なない。他の世界へと移っていく
【目次】
はじめに
第一章 迷ったら生まれた場所にもどる
第二章 荒々しく、平凡に生きる
第三章 不安が人を強くする
第四章 いのちは死なない