食べることは、生きること
定価1,100円(本体1,000円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :単行本
電子書籍 - ページ数:184ページ
- ISBN:9784344026858
- Cコード:0095
- 判型:B6判
作品紹介
世界一のてんぷらを揚げる
――ただこの道ひとすじ 夢心を抱き、一途に向かう匠の真髄 心行くまで食べずして、何のための人生か――
ミシュラン2つ星を獲得し、池波正太郎も愛した「世界一のてんぷら」を揚げる男、「てんぷら近藤」店主・近藤文夫によるエッセイ。
「てんぷらを食べると太る?」「オバマ大統領の予約を断った理由とは?」
付録に近藤流てんぷらの揚げ方、レシピつき。
第一章 一途に向かう
正しい料理は、太らないし、体にいい/震災の日でも河岸に通い続けるのは、自分で自分に課したルール
新しいものを世に問えば叩かれる。めげずに続ければ、定番になる
第二章 未熟であることが大切
魂は細部に宿る。清潔なトイレと店員のちょっとした気遣い/進化は「深化」である。今は「てんぷらエベレスト」8合目
気遣いは、気遣っていると気づかれたら台無し/池波正太郎先生に教えられた“未熟”の意味
第三章 「ごちそうさま」が勲章
てんぷらの食べ方からわかった安倍首相のリーダー力/パリの三ツ星シェフとのあいだでも、ひと口で通じ合える
オバマ大統領の予約を断った真相
第四章 うまいものはうまい
春の味は大人の味。油は苦みを旨みに変える/体を癒すやさしい夏野菜。中がとろとろ、蒸すように揚げる
焼き松茸を超える味を目指す。反骨心から完成した看板メニュー/寒さは最高の調味料。秋に収穫、冬おいしいさつまいも
付録 近藤のてんぷらはなぜうまいのか!?