三人の志士に愛された女 吉田松陰の妹
定価1,210円(本体1,100円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :単行本
電子書籍 - ページ数:216ページ
- ISBN:9784344026964
- Cコード:0095
- 判型:B6判変型
作品紹介
日本近代を動かした三人の英傑 吉田松陰、久坂玄瑞、楫取素彦の生涯を見届けた、
知られざる「女の一生」とは。
2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』のヒロイン・杉文。
なぜ今、まったく無名といっていい文を主役にしたのか。
歴代の大河ドラマで時代考証を務めた著者が、文の人生を通り過ぎた男たち、
吉田松陰、久坂玄瑞、楫取素彦との関わり合いから「名もなき女の一生」に迫る。
【内容抜粋】
●大河ドラマ『花燃ゆ』の題名に秘められた意味
●「篤姫」「新島八重」と同時代を生きながらどう違うか
●「女性登用」時代にあえて問う「名もなき女たちの偉大さ」
●文の子ども時代が忍ばれる姉・芳子の談話
●司馬遼太郎が「維新史の奇跡」と呼んだ松陰の存在
●兄・松陰の早すぎる死を、文はどう受け止めたか
●久坂玄瑞が最初、文との縁談を渋った理由とは
●20通の手紙の語る玄瑞と文の、短いながら細やかな夫婦愛
●楫取、男爵となり華族に列せられ、美和子は男爵夫人となる
●楫取素彦は、なぜ歴史上の主役にならなかったのか
【目次】
第1章 なぜ今、「松陰の妹」なのか
第2章 文の育った松陰の家庭と兄弟
第3章 文を愛した第一の志士・吉田松陰
第4章 文を愛した第二の志士・久坂玄瑞
第5章 文を愛した第三の志士・楫取素彦