頂上至極
定価1,760円(本体1,600円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :単行本
- ページ数:344ページ
- ISBN:9784344028425
- Cコード:0093
- 判型:四六判
この作品は文庫または新装版でもお楽しみいただけます。
作品紹介
関ヶ原の合戦から150年。
徳川に歯向かった西軍として、いまだ敵視され続ける薩摩に非情な命が下る。
天下の暴れ川・木曽三川の、絶対不可能とされる治水工事ーー。
1000人の藩士が"薩摩の誇り"を胸に秘め、一路美濃へ旅立った。
これは形を変えた関ヶ原の戦いーー。
己の責務に命をかけた男が、艱難辛苦の末、辿りついた衝撃の結末!
宝暦三(1753)年、師走。薩摩藩に、御手伝い普請が命じられた。向かう先は200もの支流を持つ木曽三川。平田靫負は、総奉行として一路美濃へ。
狡猾な輪中の民からの愚弄、積み重なる借財、故郷に残した妻子の苦渋、郡代や交代寄合との確執……。
靫負は、果たして手伝い普請をやり遂げる事ができるのか!?
司馬遼太郎氏最後の書生にして、今最も注目されている村木嵐の傑作歴史ロマン。