NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問
定価1,540円(本体1,400円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :単行本
電子書籍 - ISBN:9784344041004
- Cコード:0095
- 判型:四六判
作品紹介
「赤ちゃんパンダは『1匹』ですか? 『1頭』ですか?」
全国の放送局から飛び込む相談を、ことばの専門家チームが(なるべく)一刀両断!
だれにでも伝わりやすい言い方がわかる
放送にまつわる調査研究機関であるNHK放送文化研究所。その中の「用語班」という部署では、全国のNHK放送局からのことばの電話相談に答えている。
「100歳をこえて生きる、というときの漢字は『超える』ですか、『越える』ですか?」
「パンデミックのアクセントを教えてください」
「2023年の『幕開き』『幕開け』どちらでしょうか?」
ことばは時代とともに移り変わるものだから、正解・不正解をはっきり言い切ることはむずかしい。
それでも、放送が間近に迫った現場にできるだけ明快な回答を届けるため、このことばの専門家チームは日々、知識や見識を持ち寄って激論を交わし、限られた時間で答えを出している。
本書ではその名回答を厳選して掲載。
大勢の人にいちばん伝わりやすい日本語がわかるとともに、放送現場の裏側にある、ことば選びの苦悩がしのばれる一冊。
・「数日」は何日ぐらい?
・川端康成に「さん」を付けるとなれなれしい?
・「落花生が“たわわに実る”」はおかしい?
・「牛たん」「牛舌」「牛タン」どの表記がベスト?
・70歳の人に「御年」を使うのは失礼か?
・「ご乗車できません」は敬語の誤用?
・「雨具を持って“いった”ほうがいいでしょう」と過去形で言うのはなぜ?