知識ゼロからの肖像画入門
シリーズ :
定価1,430円(本体1,300円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :単行本
- ページ数:128ページ
- ISBN:9784344902985
- Cコード:2076
- 判型:A5判
作品紹介
絵画の歴史はすべて肖像画から始まった!
人物の絵の中に隠された、秘密の物語・メッセージが今解き明かされる!!
古代ローマの著述家である大プリニウスの百科全書『博物誌』によると、戦地に赴く恋人の影の輪郭
をなぞったことによって、絵画が生まれたといいます。つまり、「絵画の歴史は肖像画から始まった」と
いえるほど、肖像画は重要なものなのです。
イギリスには肖像芸術専門の美術館があるほど、肖像画がいかに重視されているかがわかります。
絵画は彫刻に比べてさまざまな造形をとることができるため、肖像画には多様なメッセージや物語が
描きこまれてきました。そうした隠されたメッセージを読み解くことが、肖像画鑑賞の最大の魅力といえます。肖像画の知識を全く持たない人でも理解でき、鑑賞のポイントが一目でわかる、芸術の源流を体感できる1冊。
・お気に入りの女流画家が描いた麗しきフランス王妃の肖像画【マリー・アントワネット】
・ナポレオンを強調するために演出されたプロパガンダ【ナポレオン・ボナパルト】
・女装が趣味だった?ハイヒールを履いた太陽王【フランス王ルイ14世】
・野生人であったはずの聖人が妖しい麗人として描かれた謎【洗礼者聖ヨハネ】
・少女のモデルが誰かなどと考えること自体がナンセンス!【真珠の耳飾りの少女】
・不安、恐怖、葛藤……人生が色濃く表れた魂の自画像【ゴッホ】
・世間に認められない思いをジャン・バルジャンになぞらえる【ゴーギャン】
・永遠の微笑みのモデルは結局、誰だったのか?【モナ・リザ】