金印偽造事件 「漢委奴國士」のまぼろし
定価792円(本体720円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :新書
- ページ数:232ページ
- ISBN:9784344980143
- Cコード:0295
- 判型:新書判
作品紹介
1784年福岡県志賀島の農民・甚兵衛が田んぼの脇の水路から発見したとされ、日本史で定番のあまりに有名な「金印」。実は建武中元二年(五七年)に漢の光武帝が同地方にあった小国家の君主に与えた「漢委奴國王印」と同定されたが、じつは江戸時代の半ばに偽造された真っ赤な贋作だった。では、誰が、何の目的で造ったのか? 鑑定人・亀井南冥を中心に、本居宣長、上田秋成など多くの歴史的文化人の動向を検証、スリリングに謎を解明。