日本の軍歌 国民的音楽の歴史
定価924円(本体840円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :新書
電子書籍 - ページ数:280ページ
- ISBN:9784344983533
- Cコード:0295
- 判型:新書判
作品紹介
軍歌は、日本史上、最も国民の心を掴んだ音楽だ。初めての軍歌「来(きた)れや来(きた)れ」が登場した1885年から終戦の1945年までに作られた曲は一万超。軍歌は、政府にとって国民を戦争に動員するための道具であり、国民には最も身近な娯楽、レコード会社・新聞社・出版社には、確実に儲かる商品だった。1937年の「露営(ろえい)の歌」は約半年でレコード売上60万枚超の大ヒット。1938年のミリオンセラー「愛国行進曲」は、第二の国歌といわれる定番曲となった。そこには、今では怖いイメージがつきまとう軍歌のまったく違う姿がある。誕生から末路まで、史上最大の大衆音楽の引力に迫る。