異端の人間学
定価858円(本体780円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :新書
電子書籍 - ページ数:186ページ
- ISBN:9784344983885
- Cコード:0295
- 判型:新書判
作品紹介
野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。人間とは、国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論。
●ソ連崩壊が新自由主義を生んだ
●詩人が尊敬される国
●有名なモロゾフ財閥が、ロシア正教の異端の〝分離派〟だった、その意味
●ドストエフスキーの講演を聞いて逐一どよめき、滂沱の涙を流すロシア人
●日本のロシア研究の双璧、満州のハルビン学院と大同学院。
この二校の出身者が、戦後の日本で果たした重要な役割とは