自粛するサル、しないサル
定価924円(本体840円+税)
発売日:
※価格、発売日は紙書籍のものです。
- 発行形態 :新書
電子書籍 - ページ数:192ページ
- ISBN:9784344986244
- Cコード:0295
- 判型:新書判
作品紹介
新型コロナ危機では、人々の間で「自粛派」と「反自粛派」の対立が起きた。サル学の見地によれば、自粛派は生物の本能として感染症を怖がる「サル的」で、反自粛派は理屈で恐怖感を抑制できる「ヒト的」。「ヒト的」のほうが進化形だが、「サル的」のほうが命を守るうえでは合理的ともいえる。この対立は、中世ペストのときも江戸時代の感染症危機でも繰り返されてきた。なぜ「自粛する、しない」の相違は生まれるのか。「永遠の敵」のようにも見える両者は、果たしてわかり合えるのか。サル学者によるコロナ文化論。