ある日事故に遭い、頸髄を損傷してしまったひまり。リハビリを続けるも復職の夢は潰え、一念発起して弁護士を目指す。
鉛筆も握れず、
六法全書も開けない。
言葉のみを味方に、
果たして司法試験を突破できるのか?
「言葉は私の最後の砦。
言葉がある限り、私たちはつながれる」
INTERVIEW 著者インタビュー
COMICS あらすじ漫画
BOOKSTORE CLERK'S VOICE 書店員さんの声
カードをタップ!
横にスライドでたくさんの声を見る
2024年11月13日発売
『ひまわり』
おしゃべりと食べることが大好きな33歳のひまりはある夏の日、出張帰りに交通事故に遭い、頸髄を損傷してしまう。意識は明瞭。だけど、身体だけが動かない。過酷なリハビリを続けるも突きつけられたのは厳しい現実だった。「復職は約束できない。できればこのまま退職してほしい」。途方に暮れ役所で就労支援の相談をすると、すすめられたのは生活保護の申請。
私は人の役に立てるのに、どうしてその力を発揮させてもらえないの──?
ひまりは自立を目指し司法試験受験を決意する。思い通りにならない身体でロースクールに通い始めるが、次々と壁が立ちはだかり……。
ご購入はこちら
NEWS お知らせ
-
2024.11.13NEW
『ひまわり』発売しました
PROFILE 著者紹介
新川 帆立(しんかわ ほたて)
1991年アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ。宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。他の著書に『剣持麗子のワンナイト推理』『競争の番人』『先祖探偵』『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』『縁切り上等!』『女の国会』などがある。
COMMENT 推薦コメント
名を残す作家は各々
いくつかの里程標を持つ。
『ひまわり』はまぎれもなく、
そうした小説である。
中山七里(作家)
ひまりならできる、できるよ、大丈夫。
目の前のページに向かって、何度もそう呼びかけてしまう。
リハビリも、司法試験も。次々と迫りくる壁はとても高いのに。
そこで挫けないひまりの輝きが、
あまりに眩しい一冊だ。
辻堂ゆめ(作家)
道がないのなら、つくればいい。
弁護士になることがわかっていても、
立ちはだかる無数の壁に
ハラハラしながら読み進めました。
言葉の力で道を切り開くひまりの姿に、
ただただ圧倒される一冊です!
宮島未奈(作家)
世の理不尽に黙ってなんかいない。
武器を磨け 味方を集めろ 作戦を練り上げて
勝ち取れ! 傷だらけででっかく笑え!
それが彼女の戦い。これは、わたしたちの戦い。
鈴木保奈美(俳優)