- 2023.12.14
- 受賞・ノミネート
村木嵐『まいまいつぶろ』が直木賞にノミネート
第12回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第13回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞した村木嵐・著『まいまいつぶろ』が第170回直木三十五賞候補作品に選出されました!
候補作は下記の通り。
- 村木嵐『まいまいつぶろ』幻冬舎
- 加藤シゲアキ『なれのはて』講談社
- 河崎秋子『ともぐい』新潮社
- 嶋津輝『襷がけの二人』文藝春秋
- 万城目学『八月の御所グラウンド』文藝春秋
- 宮内悠介『ラウリ・クースクを探して』朝日新聞出版
選考会は2024年1月17日(水曜日)に実施され、受賞作が決定する予定です。
『まいまいつぶろ』作品情報
暗愚と疎まれた将軍の、比類なき深謀遠慮に迫る。口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、その姿から「まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ馬鹿にされた君主。第九代将軍・徳川家重。しかし、幕府の財政状況改善のため宝暦治水工事を命じ、田沼意次を抜擢した男は、本当に暗愚だったのか――? 廃嫡を噂される若君と後ろ盾のない小姓、二人の孤独な戦いが始まった。