• 2024.06.18
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ひらりさ×鈴木綾『セックスする権利』読書会~誰を求め、何を求められたいのか?【8/1オンライン開催】

課題図書を読まずに参加、聞くだけの参加もOK

4月13日に開催された「『21世紀の恋愛』~私たちに「恋愛」は必要なのか」読書会が大好評だった鈴木綾さんとひらりささん。

8月1日(木)19時半より、第2回をオンラインで開催します。

課題図書は、『セックスする権利』(アミア・スリニヴァサン著 山田文訳 勁草書房)です。

オックスフォード大学チチェリ講座教授に最年少、女性・非白人として初めて就任した気鋭の哲学者が、プライベートでありながらも、どこまでも政治的な意味をまとう「セックス」について、フェミニストの思想的蓄積に依拠しながら、21世紀の私たちがからめとられる性への倫理、欲望への抑圧の構造を鮮やかに読み解きます。

「まえがき」(p.7)にこんな文章があります。

このうえなく、私的な行為だと思われているセックスは、実は公的なものである。わたしたちが果たす役割、感じる気持ち。だれが与え、だれが受けとり、だれが求め、だれが奉仕し、だれが欲し、だれが欲され、だれが恩恵を受け、だれが苦しむのか。これらのルールはすべて、わたしたちがこの世界に生まれるずっと前から決まっている。

今回の読書会では、自分の性的欲望が本当に自分だけのものなのか、性的欲望は変えることができるのかなどを考えていきたいと思います。

事前に本の感想や質問したいことをおたずねするフォームをお送りします。

当日、その感想をご自身で発表し、対話に参加しても問題ない方は、「参加OK」である旨をお知らせください。ご指名しつつトークを進めていきます。

もちろん見るだけ、聴くだけのご参加も大歓迎です。課題図書を読んでいない方にもわかるよう、解説をいれながら進行していきます。

オンラインを活用して、率直な話ができる場になればと思います。

リアルタイムでご視聴いただけない方には、4週間視聴可能なアーカイブもございます。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

イベント詳細・チケット購入は幻冬舎plusから

出演者プロフィール

鈴木綾

1988年生まれ。6年間東京で外資企業に勤務し、MBAを取得。ロンドンの投資会社勤務を経て、現在はロンドンのスタートアップ企業に勤務。2017〜2018年までハフポスト・ジャパンに「これでいいの20代」を連載。日常生活の中で感じている幸せ、悩みや違和感について日々エッセイを執筆。日本語で書いているけど、日本人ではない。著書に『ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた』(幻冬舎)がある。

ひらりさ

文筆家。1989年生まれ。オタク文化、BL、美意識などのテーマで、女性についての様々なエッセイ、インタビュー、レビューを執筆する。平成元年生まれのオタク女子4人によるサークル「劇団雌猫」メンバー。単著に『沼で溺れてみたけれど』(講談社)、『それでも女をやっていく』(ワニブックス)。 劇団雌猫としての編著書に、『浪費図鑑』(小学館)、『だから私はメイクする』(柏書房)など。